こんにちは。
今日の函館は春晴れ

函館は桜が咲き始めました

さて、今回は謎の残る世界三大絵画の一つ「ラス・メニーナス」についてご紹介致します。


ここは、フェリペ4世のマドリード宮殿の一室であります。
真ん中の少女が、マルガリータ王女
両側にいる女性が、王女の付き人
右前にいるのが、小人2人。男の子が犬を足で起こそうとしています。
その背後にいるのが、喪服を着たシャペロン王女。そのとなりの男性は目付け役。
奥のドアの近くに立つ男性は王妃の侍従(世話係)。
その隣の鏡に映されているのが、マリアナ王女とフェリペ4世国王夫妻。
鏡の隣の左の男性は、この絵の作者「ベラスケス」
鏡に映るマリアナ王女とフェリペ4世国王夫妻を描いています。
つまり、この絵は観る人の場所に王女と国王が立っており、私たちの視点は国王夫妻と同じ位置なのです。
●ベラスケスの胸にある十字のマークは、最初は無かったが、後に加えられたと言います。これはサンチアゴ騎士団のマークで、当時スペインで最も権威のある貴族集団です。
●犬に足をのせている少年の背骨は曲がっています。
●小人2人は小人症の道化でした。女性のマリア・バルボアは王女より存在感があるように思えます。
ベラスケスはいったい誰を主役に書いたのでしょうか。。